①②までは登録式までに私が実際に行ったことについて記述してきました。
③ではここまではすべきだったという点をお伝えいたします。
すべきこと一覧
私が登録式までに行ったことです。
- 職印作成
- 名刺作成
- HP作成
- 事務所表札(看板)作成
- 挨拶状作成・送付
- 実務の勉強
開業後になって開業前に行うべきだったと反省したことは
マーケティングの基礎がなければ市場がわかりません。
お客様の心理を理解できません。
だれかの役に立ちたいと思い開業したにも関わらず、その誰かに響くことはおろか気づいてもらうことすらできないのです。
また自分が無知なことで売上が立たず、焦り、お客様の購買心理もわからずに結果的に失礼な押し売りをしてしまい、行政書士の品位を下げることで、先輩行政書士の方々にも迷惑をかけることにも繋がります。
品位どうこうは置いといても、これを知らないと本当に集客できません!
SEO対策も同様です。
このコロナ禍の現在、飛び込み営業などのアナログ営業は難しくなってきています。私は過去に飛び込み営業をしていたので、断られても立ち上がるメンタルは持ち合わせている方なのでできるだけ直接営業をしたいのですが、世の情勢に向き合っていくしかありません。
コネと人脈がなければ、オンラインを使うしかないのです。
上記2つのマーケティングとSEO対策の土台が身につけば、訴求効果のあるチラシやHPが作れるようになります。
その結果が集客に繋がります。直結です。
集客の後に営業があります。が、まずは集客しないと始まりません。
それから「登録申請前にすべきこと②」では私が行った実務の勉強について話しましたが、本を読むだけでは足りません。もっと深く実践方式で学ぶ必要があります。
許認可などはなかなか実践方式が難しいですが、各官公署が申請に関する手引きを発行しているので、それを印刷して実際にどんなことをするのかを確認するところまではすべきです。
そしてその業務の関連条文も確認し、作成の手順を頭に入れておく必要があります。
そうすればおのずと確認すべきチェックリストや委任状作成、集める資料についても検討がつき、その事案の難易度もわかってくると思います。
実際にお問い合わせがあったときに確認しますばかりだと、お客様にも迷惑なのでしっかり事前準備はしましょう。
役所や先輩仕業に質問するときも、調べればすぐわかることを聞かずに済みます。
そしてここまでを開業前までに完了しておくことで、開業と同時にスタートダッシュが切れるようになる。と現在開業10日を経過した私は身をもって実感しています。
簡単に書いてますが、これらを習得するまでの時間は試験勉強時間と同程度必要だと感じています。
もっとかもしれない…倍はかかるかも
もちろん用意した運営資金次第では、開業した後にもゆっくり学んでいけます。
運営資金があまり準備できない方・スタートダッシュを切りたい方は、開業する前にここまでしていないと起動に乗れないと思っておいてください。
さて、ここまで読んだあなたは気づいたはずです。
サラリーマンの時の感覚でお正月を満喫したり、土日をすっかりオフにしたり、平日にショッピングなんてしている時間はないと…。少なくとも軌道に乗せるまではがむしゃらに学びましょう。
今までの生きてきた過程で人それぞれアドバンテージはあると思うので、自分にあった働き方を手に入れるまでは全集中です。
行政書士といえども個人事業主なので、自分の求める働き方に沿って一度事業計画を作成するといいと思います。
ゆるく働きたい人はその目的にあった行動をすればいいですし、思いっきり働きたい人はその目的に合った行動計画を立てたほうが実現しやすいと思います。
業務の勉強はもちろん大事で、行政書士と名乗り報酬をいただく以上は当たり前に知っていないといけないけれども、事務所経営をしていくということが前提であるということを忘れずにこれからも活動していきます。